大手メーカー 「人が、人にしかできないことに夢中になれる社会へ」理念に共感したエンジニア経験のないOさんが、1万人規模のプロジェクトに参画
大手メーカーで進む、生成AIアシスタントツールの全社導入プロジェクト。約3,000名を対象としたトライアルから、約1万人規模への展開を目指すこのプロジェクトで、業務整理や社内調整、上申資料の作成を担っているのが、非エンジニア出身のOさんです。旅行会社、リサーチ会社、新規事業の責任者を経てAIの仕事に挑んだOさんに、現場で得たものを伺いました。(取材:2026年10月)

OVERVIEW
支援案件の概要
| 案件内容 | 大手メーカーにおける生成AIアシスタントツールの全社導入支援 |
|---|---|
| 案件の規模感 | 約3,000名のトライアルから、約1万人への全社展開を目指す大型プロジェクト |
| ご支援体制 | Oさんと複数名のコンサルタントによるチーム体制でプロジェクトを推進 |
| 案件の目的 | トライアルで成果を示し、全社展開につなげること |
| ご支援効果 | 利用状況データの分析により、導入ツールが既存の社内AIアシスタントの10倍弱使われていることを可視化。他部署への横展開を進める根拠に活用 |
CAREER
旅行会社、リサーチ会社、新規事業の責任者を経て
── これまでのご経歴を教えてください。
Oさん新卒で大手旅行会社に入社し、法人営業を担当しました。その後マーケティングリサーチ会社に転職し、大手企業のCM調査など、インターネットリサーチに携わりました。さらに新規事業の立ち上げに参画し、事業責任者としてシステム開発のプロジェクトオーナーを務めました。
── エンジニアではない立場で、どんな経験を積んできましたか。
OさんSaaSシステムの開発プロジェクトにおいて、プロジェクトオーナーとして企画から開発、リリースまでの一連の流れを経験しました。自身でプログラミングなどの開発作業を行っていたわけではありませんが、プロジェクトマネジメントやバックログ管理、ガントチャートの作成、機能要件の定義、営業計画の策定、UI/UXデザインの方針決定など、幅広い業務に携わりました。
「AIに仕事を奪われる側」ではなく「AIを使う側」に
── この仕事に挑戦した理由を教えてください。
OさんAIに仕事を奪われる側ではなく、AIを活用する側になりたいと思ったからです。AIを活用して、人が人にしかできないことに集中できる環境をつくりたい。その思いが、会社の理念である「人が、人にしかできないことに夢中になれる社会へ」とも重なっていたことが大きかったですね。
PROJECT
約3,000名のトライアルから、約1万人への全社展開へ
── 現在参画している案件について教えてください。
Oさん大手メーカーで、生成AIアシスタントツールを全社に導入するプロジェクトです。まずは約3,000名を対象にトライアルを実施し、実績を出したうえで、PCを使う社員全体、約1万人への展開を目指しています。社長決裁となる大きなプロジェクトです。
── その中で、Oさんはどんな役割を担っていますか。
Oさん現状(As-Is)と理想の姿(To-Be)の整理、インフラ部門への社内調整資料作成、上申用の資料づくりなどです。技術的な実装や検証を担当するコンサルタントとペアを組んで進めていて、私は業務プロセスの手順書のような資料をまとめています。
EXPERIENCE
データで示した「10倍弱」が、横展開の追い風に
── 印象に残っている仕事はありますか。
Oさん社内の利用状況データを分析して、導入したツールの利用が、既存の社内AIアシスタントの10倍弱に達している、という資料をまとめたことです。このデータをもとに、積極的に活用しているユーザーの存在や、普段使っている業務ツールと一体で使えることの効果を仮説として整理し、他部署への横展開を進めていく方針です。

SKILL & SUPPORT
インプットとアウトプットを同時に回す
── どのように学んでいますか。
Oさんプログラミング学習サービスやITパスポートの取得、YouTubeやXでの情報収集、そしてAIへの質問です。学んだことをすぐに案件で実践するので、インプットとアウトプットを同時に回しているような感覚です。
GROWTH
一番伸びたのは、AIを使いこなす力
── 案件を通じて、どんなスキルが身につきましたか。
Oさん業務フローやAs-Is/To-Beの整理、状況に合わせた資料作成のスキル、そして、何より大きな収穫はAI活用のスキルです。実際のプロジェクトに関わることで、自分の知識が増え、AIリテラシーが高まっていることを実感しています。
FOR YOU
「お客さまのために何ができるかを考え、愚直に行動できる人」
── どんな方に向いている仕事だと思いますか。
Oさんコンサルティングやプロジェクトマネジメントに関わる案件であれば、マネジメントの経験がある人、そして目的から考えられる人です。お客さまのためにどうすべきかを考えられることが、何より大切だと思います。エンジニア経験がなくても、これまでの経験を活かしてAIの仕事に挑戦できます。